Azure Container Apps を使ってマルチコンテナアプリケーションのハンズオンをしました。
Azure Container Apps を使ってみる
Azure Container Apps は Kubernetes の実装詳細を隠蔽し、簡単にマルチコンテナアプリケーションをデプロイできるサービスです。
素の Kubernetes を使うとケアしなければならなかったことが、Azure Container Apps によって隠蔽されていて、やりたいことを実現するために必要な知識が少なくなっています。
サービスの詳細は Azure Container Apps の概要 にあります。
ハンズオン
個人的には座学よりは手を動かす方が早く理解できるので、Azureコンテナアプリケーション開発 を買ってハンズオンをしてみました。
『Azure コンテナアプリケーション開発』(技術評論社,2023 年)のサンプルコードは github.com/gihyo-book/azure-container-dev-book にあります。
dev container もあるので、VS Code で開くと環境が一気に整います。
ハンズオンで実行する Azure CLI コマンドは azure-container-dev-book/apps/part3/README.azcli にあります。dev container から逐次実行して動作確認しました。
コンテナアプリケーションのバージョン管理やアップデート戦略などの解説もあり、Azure Container Apps の概要を知るのには十分な内容だと思いました。 Kubernetes の場合はサービスメッシュを導入してトラフィックコントロールが Azure Container Apps では簡単にできます。 また、カナリアリリースやリビジョン管理など、マルチコンテナアプリケーションの開発に必要な機能が揃っていることを理解できました。
参考リンク
- Azure Container Appsを試してみた
- Azure Portal から試した例
- TerraformでAzure Container Appsがサポートされたので爆速でデプロイする
- Terraform でデプロイした例。AzureRM Provider の v.3.43.0 からサポートされてすぐに記事が出ていて非常に助かりました。
- Azure Container AppsでCI/CD(GitHub Actions編)
- GitHub Actions でコンテナイメージをビルドして ACR へ格納し、そのイメージを Container Apps へデプロイする例
- Azure-Samples/todo-nodejs-mongo-aca
- Azure Developer CLI でデプロイできる ACA を使ったサンプルアプリケーション