Azure OpenAI Service を利用した ChatGPT の試用環境を作成してみました。
ChatGPT を体験する環境としては、既に OpenAI でも Azure OpenAI Service でも使い勝手のいいウェブアプリがあり、ブラウザとアカウントさえあればすぐに試せます。
- OpenAI: ChatGPT のウェブアプリ, Playground
- Azure: Azure OpenAI Studio
個人的なお試しという観点ですとこれらのウェブアプリを利用するだけで十分ですが、
業務への適用を視野に入れて、広く組織内で試用するユースケースを考えると様々な課題が出てきます。
例えば、シンプルに API Token を払い出してそのまま使う方法ですと、万が一 API Token が漏洩した場合に不正利用を防ぐことができません。また、ユーザーを組織内のメンバーに限定したい場合、何らかの方法で認証する必要がでてきます。これらの課題に対してゼロから取り組むと、本来の目的である ChatGPT の試用に割く時間が減ってしまいます。
そこで、本記事では業務上の PoC 利用を見据え、Azure OpenAI Service を使った OpenAI API の試用環境の構築方法をサンプルコード付きで紹介します。